おみくじ世界化計画 › 2014年02月05日

2014年02月05日

沖縄の神社はおおらかです

全国各地おみくじを巡る旅。今回は沖縄県那覇市です。

那覇で初詣といえば「波上宮(なみのうえぐう)」というほど有名なお社があります。
この波上宮、裏手に小さなビーチをかかえる南国らしい神社です。社殿も赤瓦。なんとも言えず風情あるたたずまいをしています。

さて、そんな波上宮のおみくじは、さすがは国際観光都市那覇!と思わせる内容です。

外国語おみくじが2種あります。ひとつは表面日本語・裏面英語で本州でも良く見かけるタイプ。これは特に珍しくはないのですが、中国語のおみくじもあります。(写真の御神籤箱には「台湾語」とありますが、台湾で使われるミンナン語ではなく標準語=北京語で書かれています)ここ以外で中国語みくじを見かけたのは福岡櫛田神社・大阪住吉大社・札幌北海道神宮くらいです。かなり珍しいです。
台湾おみくじ

このブログ、おみくじを語るのがスジですが、このお社に行って何より感動したのは中国語おみくじにあらず、その御神籤箱の上に置かれた「初穂料(=おみくじ代)置き」を見たときです。


白木のお盆に100円硬貨が無造作に置かれているじゃないですか!参拝者を信じきっているその姿勢はすごくありがたいし、すごいことだなと感心しました。悪いことしようと思えば(たとえ巫女さんが見ている前とはいえ)硬貨をつかんで走り去ることだって可能です。世知辛い大都会ではこんな大らかな風景は中々お目にかかることはありません。「本来神社さんはこのお社ように性善説に基づいた考えをしていたんだろうな」そう、大らかな初穂料置きを見ながら思いました。


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最後にアクセスなど。波上宮へはモノレール「ゆいれーる」の県庁前駅からは歩いて15分~20分ほど。途中福州園という中国庭園の美しい公園があります。ありがたいことに入場は無料。ゆっくり散策しながらお社を目指してみるのも良いかもしれませんね。  


Posted by シープロジェクト at 15:13Comments(0)おみくじ